【はじめて読む人はこれ!】中山七里作品3選【初心者🔰】

読書

おうち時間何して過ごそうかなとお悩みの方、これを機に読書を始めてみませんか?このブログでは読書初心者でも読みやすい本を作家別に紹介しています。

こんな人におススメ!

  • 最近読書を始めて色々な作家さんにチャレンジしてみたい
  • 1冊読んではまらなかったら時間の無駄になるかなと読むことを躊躇している
  • どんでん返しのある作品が読みたい

今回は『中山七里』作品をご紹介します!

中山七里の作風って?

「どんでん返しの帝王」と評されるミステリー作家。手がけた書籍は、映画化・ドラマ化されているものも多いのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

中山七里作品の魅力は、

  • 作風の幅が広い
  • キャラ立ちする登場人物が多い&シリーズ化が多い
  • どんでん返しの期待を裏切らない!

爽やかできらきらした音楽を題材とした作品警察から依頼され解剖医が謎を究明し捜査の手助けをする作品など作風が幅広いです。

音楽描写もかなり細かく本当に音楽を聴いているような錯覚を覚えたり、別の作品では生々しい殺人事件の描写がリアルだったり。

私も多くの作家さんを読んできましたが、何冊か読んで「え?これ同じ人が書いた作品??」と最も衝撃を受けた方でした。

とにかく描写が細かいのです!この方の知識量とんでもないな……と思うほど。

そして、何と言っても「どんでん返し」の気持ちよさがたまりません。

「どんでん返し」と言っても様々で事件解決に結びつく場面転換もあれば、まさかあの人が!と考え方が180度転換しそれまでの物語の意味が変わることもあります。

小説全体の物語の波がはっきりしているので、物語もだらけずあっという間に読み終えれます。
そう言う意味でも読書初心者の方へはおすすめの作家さんの1人です。

おすすめ作品3選

さよならドビュッシー

第8回「このミス」大賞!

あらすじ
ピアニストを目指す遥、16歳。祖父と従姉妹とともに火事に遭い、ひとりだけ生き残ったものの、全身大火傷の大怪我を負う。それでもピアニストになることを固く誓い、コンクール優勝を目指して猛レッスンに励む。ところが周囲で不吉な出来事が次々と起こり、やがて殺人事件まで発生する。

おすすめポイント
「音楽×ミステリー」とあるだけ、繊細な音楽描写とぞっとさせられるミステリー要素どちらも兼ね備えていてあっという間に読み終えました。

夢と宿命を背負い葛藤する幼い女の子が努力する姿には感動を覚えます。なにより岬先生が素敵すぎる…!

「さよならドビュッシー」は中山七里 岬洋介シリーズの一番最初の作品です。
シリーズは、

  1. さよならドビュッシー
  2. おやすみラフマニノフ
  3. いつまでもショパン
  4. どこかでベートーヴェン
  5. もういちどベートーヴェン
  6. 合唱 岬洋介の帰還
  7. おわかれはモーツァルト

と続いています。

是非一度読んでみてください。物語中に出てくるクラシック作品はどれも実際に聞いてみたくなるので、私は読み終わった瞬間Youtubeを漁りました。笑

ヒポクラテスの誓い

あらすじ
浦和医大・法医学教室に「試用期間」として入った研修医の栂野真琴。彼女を出迎えたのは偏屈者の法医学の権威、光崎藤次郎教授と死体好きの外国人准教授・キャッシーだった。凍死や事故死など、一見、事件性のない遺体を強引に解剖する光崎。「既往症のある遺体が出たら教えろ」と実は刑事に指示していたがその真意とは?死者の声なき声を聞く、迫真の法医学ミステリー!

おすすめポイント
法医学ミステリーという言葉に惹かれて読んだ作品です。キャラ立ちまくりの光崎教授が歯に衣着せぬ物言いでどんどん事件を解決していくので、物語が切れよく進んでいきます。

事件が短編でいくつか進むので、電車の中など隙間時間で読み進めていくのにおすすめです。

「ヒポクラテスの誓い」は中山七里 ヒポクラテスシリーズの一番最初の作品です。
シリーズは、

  1. ヒポクラテスの誓い
  2. ヒポクラテスの憂鬱
  3. ヒポクラテスの試練
  4. ヒポクラテスの悔恨

と続いています。

是非一度読んでみてください。登場人物同士の関係性の変化も楽しみのひとつです。

総理にされた男

あらすじ
「しばらく総理の替え玉をやってくれ」ーー総理そっくりの容姿に目をつけられ、俺は官房長官に引っさらわれた。意識不明の総理の代理だというが、政治知識なんて俺はかけらも持ってない。突如総理にされた売れない役者・加納へ次々課される、野党や官僚との対決に、海外で起こる史上最悪の事件⁉怒涛の展開で政治経済外交に至る日本の論点が一挙にわかる。痛快エンタメ小説!

おすすめポイント
政治家って国会で寝てばっかりだな…と大きな勘違いを取り払ってくれた作品です。今日本が抱えている課題とそれに対し向き合う政治家たちの姿が描かれています。

政治も何も分からない主人公が記者会見や国会答弁に出たりします。政治経済についてわかりやすい言葉に言い換えられて表現されているので、読者にとっても大変勉強になりました。池井戸作品に近い雰囲気もある作品です。

他の作家さんにもチャレンジしてみよう!

作家さんによって作風・世界観は全く違います。是非色々な作品を通して、異次元旅行を楽しんでください!

他の作家さんの初心者向け3選をまとめた記事もあるので、是非ご覧ください。

まとめ

中山七里作品は、シリーズの垣根を越えてキャラクターが登場してくるので、そこもどんどん次を読みたくなる魅力のひとつです

今回は、「作風の幅の広さ」を感じてほしかったので、音楽・法医学・政治と舞台が違う3作品を選んでみました。まだ、紹介できていないシリーズも沢山あります。まずは、この3作品から読んでみてほしいです。

ここまで、読んでいただきありがとうございました。

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