どうも、こんにちは。
生粋の星野源ファン ハチです。
2015年に『SUN』がリリースされ初の紅白歌合戦出場を果たし、
それ以来ライブに足しげく通いかれこれファン歴7年目となりました!
今回ご紹介したいのは、6冊目のオフィシャルイヤーブック「YELLOW MAGAZINE ISSUE6」です。
これまでは、ご本人が構成・編集に深く絡んでいたのですが、形もようやく固まってきたこともあり、今回からは編集部へ一任されることになりました。
いつものイヤーブックとは違う雰囲気となり、これまで以上に魅力がたっぷり溢れかえっているので、星野源という音楽家に少しでも興味がある方は是非手に取ってもらいたいです。
YELLOW MAGAZINE ISSUE6 おすすめコンテンツ
センス溢れるフォトストーリー
表紙・巻頭フォトストーリーがセンス溢れすぎててとても素敵です。
掲載されている写真は、BEAMS、TomorrowLand、Supremeなど有名なブランドのキービジュアルやHUGE、BRUTUSなどのファッション雑誌を手掛けるフォトグラファー・水谷太郎氏が撮影されたものです。
フォトストーリーの1ページ目を開くと「DIG UP A SOUL」の文字が目に飛び込みます。2010年にリリースされた「穴を掘る」という楽曲にシンクロする世界観が作られています。また、翻訳すると”魂を掘り起こす”という意味です。様々な表情が魂を削りながら作品に向き合っている姿を想像させられます。
2021年を振り返ったロングインタビュー
2020年は「MIU404」や「逃げ恥」など役者業で大忙しな1年でしたが、2021年は多くの楽曲をリリースし初の配信ライブなどもした音楽の年でした。
2021年は音楽の年
約3年ぶりのシングルリリースとなった「不思議/創造」。「創造」は任天堂『スーパーマリオブラザーズ』の35周年テーマンソングとして国内外のリスナーや批評家からの反応も大きかったよう。その後、映画の主題歌になった「Cube」もリリースしました。(つい最近は、アニメSPY×FAMILYの主題歌「喜劇」も発表していました!)その間、配信ライブや海外アーティストとコラボがあったりと音楽家・星野源がノンストップで発信し続けていた1年でした。SAKEROCKがサブスク解禁となったので、今後はインスト曲の発表もあるかも!
結婚後、生活の変化
2021年から2022年新年は結婚してからの初めての年末年始は二人でお墓参りや初詣にいったそう。本誌では結婚後の生活の変化にも少し触れられていたり、結婚発表の裏側についても語られています。「不思議」というラブソングをリリースした時期と結婚発表のタイミングが重なっていました。今の自分の人生や感覚を楽曲に残したいと話もあったので、少なからずご自身の心境が楽曲に反映されているようです。
海外アーティスト・コンテンツとのコラボ
2021年6月にはApple musicで日本人アーティスト初となる冠番組「Inner Visions Hour with Gen Hoshino」が始まったり、9月には韓国のアーティスト、Zion.Tとコラボレーションした「Nomad」がリリースされました。2019年10月にSuperorganismとコラボレーションし「Same Thing」をリリースしたことを皮切りに、海外でライブやアーティストとのコラボを精力的に行っています。
これからの海外展開も非常に楽しみです!
音楽番組以外のテレビ番組の出演が増えた理由
日本のミュージシャンの宣伝方法が雑誌や音楽番組に出るなど型が決まっていることに疑問を感じていたことから、他にやり方がないか模索していたそう。2021年は、「マツコ会議」や「あちこちオードリー」、「日曜日の初耳学」などホストと星野源が対談する番組出演を多くされていました。アーティストの人柄を知り共感することでより親しみやすさを感じ取ってもらう機会になれたらという狙いがあったようです。
Official髭男dism・藤原聡と対談「自由でいるために」
SPY×FAMILYのオープニングとエンディングの組み合わせのお二人!アニメファンにも是非読んでほしい記事です。
出逢いは紅白歌合戦
エンディングの直前、舞台袖で待機している時、隣同士になったことがきっかけでもともと星野源ファンの藤原さんから声をかけたそうです。コロナが落ち着いたらご飯でもと話しながら機会を持てず、今回の対談ではじめてじっくりお話ができたとか。
それぞれの楽曲制作に向き合う姿勢
お互いの音楽で影響を受けたところ、楽曲制作の上でこだわっているところなどに触れられています。歌詞を書くとき何を思い、どういう端緒で始まるかについてお話されていました。藤原さんはもともと洋楽ばかり好きだったようで歌詞にそこまで重きを置いていなかったみたいで、これまで悩みながらいろいろ試行錯誤をされてきたようです。タイアップの曲を多く手掛けてきたお二人。周囲が求める”らしさ”に応えようとすると無意識に枷をはめてしまい、本当の自分がしたい”自分らしい”曲はできない、それこそみんなの期待に応えれなくなると源さんが答えていたのが印象的でした。
コラム「テレビプロデューサー・佐久間宣行が語るテレビバラエティと星野源」
佐久間さんが「心が救われた」と語る1曲があります。
世界は ひとつじゃない
星野源「ばらばら」
ああ そのまま ばらばらのまま
世界は ひとつになれない
そのまま どこかにいこう
気が合うと 見せかけて
重なりあっているだけ
本物はあなた わたしは偽物
世界は ひとつじゃない
ああ もとより ばらばらのまま
ぼくらは ひとつになれない
そのまま どこかにいこう
飯を食い 糞をして
きれいごとも言うよ
ぼくの中の世界 あなたの世界
あの世界とこの世界
重なりあったところに
たったひとつのものが
あるんだ
世界は ひとつじゃない
ああ そのまま ばらばらのまま
ぼくらは ひとつになれない
そのまま どこかにいこう
テレビ業界や芸能界のマッチョな側面だったり、おかしな倫理観だったり、傷つかずにこの世界で成功するのは無理なんじゃないかと考えられていたそう。ただこの曲を聴いて自分は一人の自分としてやれることがあるだろう、と考えるきっかけになったとお話されています。
芸能界に限らず、会社など集団に属していると嫌でも価値観の違う人と関わらなければいけなくなります。私も前職で仕事が辛かった頃、一人で喫茶店に入ってお昼ご飯を食べている時にたまたまこの曲が流れました。優しい曲調と歌声ですっと歌詞が入ってきて少し気持ちが軽くなったことを覚えています。「世界は ひとつじゃない」「ぼくらは ひとつになれない」と、合わない人と無理に繋がろうとしなくていいんだよと言われたようでした。
コラム内では、一緒に仕事をした時のエピソードやものづくりをする姿勢について触れていました。最後に、源さんを「日本のポップカルチャーやゲームカルチャー、コメディカルカルチャーへの造詣も深く、マインドも含めて、それらをミックスしながら世界との架け橋をつくることができる数少ない日本代表の一人であることは間違いありません」と締めくくられていました。
まとめ
イヤーブックの目玉コンテンツのポイントをご紹介しました。
ご紹介したコンテンツ以外にも「星野源のオールナイトニッポン新旧スタッフの座談会」や「アルバム『エピソード』を、紐解き直す」と題したアルバムの振り返りインタビューなども行われています。『エピソード』は丁度東日本大震災の時期に制作されたアルバムでした、その当時の思いやメッセージが含まれているのでそれも含め初めて詳細まで語られています。
これからも彼の活躍を見逃せません!是非ご一読を!!!!
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